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COLUMN コラム詳細

危険物や多品種業務もDXへ──パッケージで対応できない現場に「フルスクラッチ開発」という選択肢

業務が特殊?だからこそ、システムも特注で。

2025-04-17

危険物を扱う物流や、製造・医療・建設といった多品種・小ロットの業務では、一般的な業務パッケージソフトでは対応しきれない課題が山積しています。業界ごとに異なる業務特性や規制、複雑な現場フローを無理に汎用システムに合わせてしまうことで、かえって現場の効率が下がることも少なくありません。

本コラムでは、そうした“パッケージでは解決できない”複雑業務にこそ適した、フルスクラッチ開発の価値と導入メリットを解説します。

>>フルスクラッチ(オーダーメイド)のシステム開発について詳細はこちら

【記事要約】化学業界のDX推進、共同物流で効率化と持続可能性を追求

三井化学や三菱ケミカルグループなど化学業界大手が、DXを活用した共同物流に着手。毒劇物など多様で危険な化学品の安定供給と効率化を両立すべく、データ標準化とAI活用による配車最適化、実車率の向上を実現している。従来の個社システムを共通フォーマットで接続し、地域・輸送手段の拡大と業界横断の連携による物流の持続可能性を目指す。

出典:日本経済新聞「化学品、DXで共同物流始動 三井化学や三菱ケミ、80の企業・団体 データ標準化で毒劇物運ぶ」2024年12月23日付朝刊

ポイントをひとことで

このコラムは、業務の複雑性や多様性が高い現場において、なぜパッケージソフトでは限界があるのかを的確に指摘しています。法規制対応や顧客ごとの運用差異、変化の激しい業務環境においては、汎用的な機能だけでは業務にフィットせず、かえって非効率を生むリスクもあります。だからこそ、業務起点で設計できるフルスクラッチ開発が、現場主導のDX推進には不可欠です。システムは“合わせる”ものでなく、“寄り添う”ものであるという視点が求められます。

パッケージの限界が見える業務とは

市販のパッケージシステムは、共通業務を効率化するには便利ですが、下記のような特徴を持つ業務に対しては柔軟性を欠く場面が多く見られます。

  • 危険物・高圧ガス・毒劇物など、法規制に基づく特別な取り扱いが必要な業務
  • 多品種・小ロット・短納期といった、多様性とスピードが求められる製造・物流業務
  • 社内外の複雑な工程をまたぐ業務プロセス(例:リレー形式の配送や混載対応)
  • 顧客ごとに異なる納品書や検品方法、出荷条件などが存在する業務フロー

このような現場に対して、パッケージ製品を無理に適用しようとすると、業務側がシステムに合わせる形となり、柔軟性や業務スピードが失われてしまうのです。

フルスクラッチ開発が選ばれる理由

フルスクラッチ開発では、業務内容や課題を丁寧にヒアリングした上で、完全にオーダーメイドで設計を行います。そのため、以下のような強みがあります。

  • 現場の業務プロセスにそのまま適合するシステム設計
  • 規制・認証に対応した機能や帳票の個別対応
  • 将来的な拡張性を見据えた柔軟な構成とインターフェース設計
  • 既存システムや取引先との連携に応じた独自ロジックの組み込み

特に、「法律・業界ルールに従いながらも、自社独自の運用を維持したい」という企業にとって、フルスクラッチ開発は業務に合わせた“唯一の正解”となるケースも多いのです。

フルスクラッチは特別な業務DX化する鍵

DXを本気で進めたい企業ほど、パッケージ製品だけでは対応しきれない現実に直面します。業務に沿ったシステムがなければ、データは分断され、プロセスは属人化し、DXは絵に描いた餅となってしまいます。

こうした状況に対して、業務起点でゼロから設計できるフルスクラッチ開発は、DXのボトルネックを解消し、現場の声に応える形でシステム化を推進できる選択肢です。

まとめ

こうした複雑で個別性の高い業務において、システムに業務を合わせるのではなく、「業務にシステムを合わせる」発想こそが、真に機能するDXの実現につながります。

フレシット株式会社では、業務の本質に深く入り込んだヒアリングと設計を強みとし、完全オーダーメイドによるフルスクラッチ開発を提供しています。汎用パッケージでは対応しきれない業務課題に直面しているご担当者さまは、ぜひ一度フレシットにご相談ください。

御社の業務にフィットする“使えるシステム”を、一緒にかたちにしてまいります。

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著者プロフィール

フレシット株式会社 代表取締役 増田 順一
柔軟な発想でシステム開発を通して、お客さまのビジネスを大きく前進させていくパートナー。さまざまな業界・業種・企業規模のお客さまの業務システムからWEBサービスまで、多岐にわたるシステムの開発を手がける。一からのシステム開発だけでは無く、炎上案件や引継ぎ案件の経験も豊富。システム開発の最後の砦、殿(しんがり)。システム開発の敗戦処理のエキスパート。

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