GOアプリでタクシーに乗って気づいた、“アプリがもたらす便益”の本質
GOアプリが示した、社会を動かすシステムデザインの力
2025-04-25

「最近、タクシー呼ぶのもすっかり楽になりましたね」
GOアプリでタクシーを手配し、指定場所にやってきたタクシーに乗り込んだ私は、何気なく運転手の方に声をかけました。すると、運転手の方はこう笑って答えてくれました。
「本当にそうですよ。乗る側も便利ですけど、実はこっち(運転手側)もずいぶん助かってるんです」
その後の車中で、運転手の方が教えてくれた“GOアプリがもたらした4つの変化”は、どれも興味深いものでした。
GOアプリとは、スマートフォンから簡単にタクシーを呼べる配車サービスアプリです。
日本交通をはじめとする大手タクシー会社と連携しており、信頼性の高いサービスを提供しています。アプリ上で乗車地と目的地を指定するだけでタクシーを手配でき、キャッシュレス決済(GOPay)にも対応。タクシーをもっと便利に、もっと身近に利用できる次世代型のモビリティサービスです。
▶公式サイト:https://go.goinc.jp/
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ポイントをひとことで
タクシー業界におけるGOアプリの導入は、単なる業務支援ツールの域を超え、サービス品質とユーザー体験の両面に変革をもたらした好事例です。キャッシュレス決済による現金管理の負担軽減や、事前の目的地共有による運行精度の向上などは、まさに“業務設計とシステム設計が一体化”した成果です。こうした変化は、現場の課題に丁寧に向き合い、使われることを前提に設計されたフルスクラッチ開発だからこそ実現できたものであり、他業種にも応用可能な示唆を含んでいます。
釣銭のストレスからの解放
「GOPayで決済するお客様が増えて、現金のやり取りが激減しました。
以前は釣銭の準備に時間をかけたり、1万円札を出されて釣銭が足りなくなると、コンビニでガム買って自腹で両替するなんてこともあって…。
いまは本当に楽ですよ。」
出発前にルート確認が可能に
「GOからの配車は目的地が事前に分かるので、お客様を乗せる前に経路を確認できるんです。
初めての場所でも、変な遠回りだと思われないよう事前にルートを頭に入れておける。クレームも減りましたね。」
“信頼できるタクシー”が身近に
「日本交通の名前があることで安心感があるのか、最近はお客様の“タクシーを使うハードル”が下がってきた気がしますね。
以前は“対応が悪そう”とか“どんな人が来るか分からない”って、特に女性のお客さんが構えていたけど、今は信頼できるアプリで気軽に呼ばれることが増えました。」
待たなくていいという新しい体験
「“流しのタクシー”を探して雨の中を歩いたり、駅の長い列に並ぶ必要がない。
スマホでパッと呼べて、自宅やお店の前に来てくれるって、本当に画期的ですよね。」
アプリが変えるのは、利便性だけじゃない
こうした話を聞いているうちに、「アプリが社会にもたらしている便益」は、単なる便利さの枠を超えていると感じました。
業務効率の向上、不安や不満の解消、そして新たな利用者層の創出。これはまさに、システム設計の力そのものが社会を前向きに動かしている証左ではないでしょうか。
フルスクラッチだからこそ、“本当に使われる仕組み”がつくれる
この体験を通じて改めて実感したのは、「現場の声を吸い上げ、使い手の視点に立ったシステム」がいかに大切かということです。
こうした“現場の声”を丁寧に汲み取り、使い手に本当に役立つ仕組みとして形にしていくには、業務や利用環境への深い理解と柔軟な開発力が求められます。
フレシット株式会社では、定型のパッケージにとらわれず、目的や業務に応じたフルスクラッチ開発により、課題解決に直結するシステムを一から構築しています。
「誰のために、何のために使われるのか」を出発点に、貴社だけの最適解をともに描いていきます。ご相談はお気軽にお寄せください。
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著者プロフィール
フレシット株式会社 代表取締役 増田順一
柔軟な発想でシステム開発を通して、お客さまのビジネスを大きく前進させていくパートナー。さまざまな業界・業種・企業規模のお客さまの業務システムからWEBサービスまで、多岐にわたるシステムの開発を手がける。一からのシステム開発だけでは無く、炎上案件や引継ぎ案件の経験も豊富。システム開発の最後の砦、殿(しんがり)。システム開発の敗戦処理のエキスパート。