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システム開発のセカンドオピニオンをお考えの方へ!第三者視点の重要性を解説

2025-10-14

システム開発のセカンドオピニオンをお考えの方へ!第三者視点の重要性を解説

システム開発の進行中には、さまざまな課題や悩みが生じるものです。そのようなとき、豊富な知識を有する専門家に意見を聞いてみたいと思った経験はないでしょうか。昨今、システムの構築を依頼しているシステム開発会社とは別に、第三者となる専門家へアドバイスを求める「セカンドオピニオン」サービスの利用が増えています。

このコラムでは、システム開発におけるセカンドオピニオンとは何か?といった疑問に答えながら、その具体的なサービス内容や必要となるタイミングなどについて、詳しく解説します。そのほか、信頼できる業者の選び方、一般的な料金など、システム開発のセカンドオピニオンに関する情報が満載です。ぜひ最後までお読みください。

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システム開発におけるセカンドオピニオンとは?

システム開発におけるセカンドオピニオンとは、システム開発会社の選定、プロジェクトの推進など、システム開発のさまざまなプロセスにおいて、第三者の専門家へ意見やアドバイスを求めることです。当事者ではない客観的な視点による意見やアドバイスを聞くことで、課題の解決や潜在リスクの発見につながることがあります。

医療の世界ではすでに浸透しているセカンドオピニオンですが、昨今、ITの進化や要件の複雑化などにより、システム開発の分野でも求められるケースが多くなっています。

システム開発のセカンドオピニオンは本当に必要なのか?

専門的な分野といえるシステム開発では、判断が難しい事態に直面することが少なくありません。そのような場合、当事者では知識や経験が乏しかったり、自らの利得による思惑が働いたりして、正しい判断ができなくなる恐れがあります。

一方、中立的な立場にいる第三者の視点から、セカンドオピニオンとして専門的な意見やアドバイスを受ければ、正しい判断を下せる可能性は高まるでしょう。特に、変化のスピードが速く、システムの要件や仕様が複雑化しがちな昨今は、セカンドオピニオンが非常に有効といえます。

システム開発でセカンドオピニオンが必要となるタイミング

システム開発でセカンドオピニオンが必要になるタイミングとして、代表的なものは次の通りです。

  • どのようなシステムを導入すべきか悩んでいるとき
  • システム開発会社の選定に迷ったとき
  • システム開発会社から取得した見積もりに疑問を感じたとき
  • プロジェクトの進行に不安を感じたとき

以下、それぞれについて解説します。

どのようなシステムを導入すべきか悩んでいるとき

システムを導入して業務の効率化を図りたいが、具体的にどのようなシステムを導入したら良いかが分からないというケースは珍しくありません。

セカンドオピニオンを提供しているシステム開発会社の中には、まず業務の分析を丁寧に行い、その内容や規模に見合ったシステムを提案してくれるところがあります。

経験豊富なシステム開発会社であれば、ヒアリングや現状分析を通して、業務フロー全体を可視化し、本当に必要な機能だけを備えた無駄のないシステムを提案してくれます。

結果として、導入コストを抑えながらも、現場に定着しやすいシステムを構築することができるでしょう。

システム開発会社の選定に迷ったとき

自社の風土やシステムの内容に見合うシステム開発会社を選定するのは、決して簡単なことではありません。数多くの開発実績を掲げるシステム開発会社であっても、自社にマッチしないことがあります。また、システム開発を専門に行っているように見えて、実は下請け会社に依頼しているだけというケースもあります。

そのため、セカンドオピニオンとして専門家にアドバイスをもらえれば、最適なシステム開発会社を選定できる確率は高まるでしょう。

>システム開発会社の選び方で迷っている方はこちら

システム開発会社から取得した見積もりに疑問を感じたとき

システムをオーダーメイドする場合、費用がいくらになるかを知るために見積もりを依頼することになります。しかしながら、目に見える形があるわけではないシステムの開発価格について、その妥当性を正確に判断するのは難しいものです。少しでも疑問を感じた場合は、専門家に見てもらうのが賢明といえます。

セカンドオピニオンにより、提示された見積もり価格が妥当かどうかをスムーズに判断できる上、場合によっては価格交渉のアドバイスを受けることも可能です。

>システム開発の費用相場はこちら

プロジェクトの進行に不安を感じたとき

システム開発のプロジェクトでは、「スケジュール通り進んでいるか」「問題のない品質が実現しているか」などの不安が数多く発生するものです。これらの不安を解消するには、現場との密な情報共有を行った上で、専門知識に基づく適切な分析を実施する必要があります。

プロジェクトの進行状況を正確に見極め、必要に応じて軌道修正などの対策を施すためには、セカンドオピニオンが有効です。

システム開発におけるセカンドオピニオンで相談できる内容

システム開発におけるセカンドオピニオンの具体的なサービス内容には、主に次のようなものがあります。

  • システム導入・見積もりの診断
  • 開発プロジェクトに対する妥当性の分析や方向性の指南
  • 新規サービス導入についての相談
  • セキュリティについてのアドバイス

それぞれ、以下で解説します。

システム導入・見積もりの診断

「検討中のシステムが自社の業務に有効か」「システム開発会社から取得した見積もり金額が妥当か」など、セカンドオピニオンによってシステム開発前の前提事項を診断してくれるサービスです。業務のフローや現場の課題を調査・分析することによって最適なシステムを見極め、システム開発会社が提示した見積もり金額やその内容が適正であるかを判断してくれます。

開発プロジェクトに対する妥当性の分析や方向性の指南

システム開発の要となる要件定義を始め、「プロジェクトが問題なく進められているか」「生じた課題や問題に対して適切な処置が取られているか」など、セカンドオピニオンによってプロジェクト全体に渡る妥当性を分析してくれるサービスです。必要に応じて、軌道修正のための方向性も指南してくれます。

新規サービス導入についての相談

業務効率化や顧客満足度向上に向け、新たなサービスを導入する際の相談を受けてくれるセカンドオピニオンサービスです。特に、AI(人工知能)など専門性の高いテクノロジーを導入する際には有効といえます。また、自社が保有する資産や蓄積されたデータを効果的に活用できる方法を提案してくれることもあります。

セキュリティについてのアドバイス

「自社の環境に適切なセキュリティ対策が施されているか」「新たに構築するシステムではどのようなセキュリティ製品を導入すべきか」など、セキュリティ全般に関する効果的なセカンドオピニオンを受けられるサービスです。個人情報の保護やコンプライアンスの遵守が声高に叫ばれている昨今では、非常に有効といえます。

システム開発のセカンドオピニオンを依頼する前に準備すべきこと

システム開発のセカンドオピニオンを有効なものにするためには、依頼前に準備を進めておくことが大切です。相談したい内容にもよりますが、具体的には主に次のような事柄を実施しておくと良いでしょう。

  • 現在の課題や問題を洗い出す
  • システム開発の目的や将来の理想像を明確にする
  • 相談したい内容や具体的な質問事項を整理する
  • 既存の自社環境など現状が分かる資料を用意する
  • 要件定義書、見積書など、相談内容に関わる必要書類を揃える

限られた時間で効率的にアドバイスが得られるよう、しっかりと準備しておきましょう。

システム開発において信頼できるセカンドオピニオン業者を選ぶには

システム開発において信頼できるセカンドオピニオン業者を選ぶためには、まず候補となる相手の実績をよく確認することです。セカンドオピニオン自体の実績はもちろんですが、より重視すべきはシステム開発の経験が豊富であることです。上流から下流まで、幅広い工程で数多くのシステム開発に携わっていれば、十分な専門知識を有しているという期待が持てます。

一方で、コンサルティングを専門としている業者には注意が必要です。セカンドオピニオンとして専門家の意見やアドバイスを提供するという意味では、コンサルティングという業務が極めてマッチするような気もしますが、中には自社でのシステム開発経験がほとんどないコンサルティング業者も存在します。そのため、慎重に確認することが大切です。

また、最初から1つの業者に絞って検討するのではなく、複数の業者を比較検討しながら選定することもポイントです。これはセカンドオピニオンに限らず、外部業者に業務を依頼する際の鉄則です。

システム開発におけるセカンドオピニオンの費用目安

システム開発におけるセカンドオピニオンの費用は、システムの規模や相談内容によって大きく変動します。また、業者によっても差があるため、前述した通り、依頼の際には複数の業者を比較検討することが重要です。

一般的には月単位での契約となることが多く、その料金は月額数万円から数十万円まで、幅広い傾向が見られます。また、資料作成はその数や内容によって都度見積もりとなったり、AIなど専門性の高い分野では料金が上乗せされたりと、さまざまなオプションやバリエーションがあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

システム開発のセカンドオピニオンについてよくある質問

システム開発のセカンドオピニオンについて、よくある質問とその答えを紹介します。

Q. 現在のシステム開発会社との関係は悪化しないか?

A. 関係が悪化するかどうかは、誠実かつオープンなコミュニケーションが鍵となります。つまり、セカンドオピニオンを検討していることを隠すのではなく、その旨を正直に伝え、現在の懸念事項やセカンドオピニオンが必要な理由を共有するのが良いでしょう。その上で、より高品質なシステム開発を目指すために協力を仰ぐのが得策といえます。

Q. どの段階でも依頼可能か?

A. 基本的にはシステム開発のどの段階であっても依頼可能です。優秀なセカンドオピニオン業者であれば、プロジェクト開始前の準備段階を始め、要件定義、設計、開発、テスト、運用保守など、現在のプロセスに見合った有益な意見やアドバイスを提供してくれます。

Q. オンラインでの相談は可能か?

A. 多くのセカンドオピニオン業者は、対面によるダイレクトなコミュニケーションを始め、オンライン会議・チャット・メールなど、依頼者の希望に合わせたツールでの相談が可能です。ただし、相談内容が綿密な業務分析を必要とする場合、実際に現場を見てもらったり、担当メンバーと直接話してもらったりしたほうが有効なケースもあります。

システム開発における有益なセカンドオピニオンをお望みの方はフレシットまで

医療の分野では一般的となっているセカンドオピニオンですが、冒頭で触れた通り、昨今ではシステム開発の世界でも求められるケースが多くなっています。

いつもシステムの構築を依頼している開発パートナーとは別に、第三者となる専門家としてセカンドオピニオン業者を1社確保しておくと、いざというときにも安心といえるでしょう。

フレシット株式会社は、要件定義から設計開発、運用保守まで、システム開発をトータルでサポートします。また、システム開発に関する豊富な経験と知見を持つプロフェッショナルならではのセカンドオピニオンとして、システムの品質やプロジェクトの進行に有益な効果をもたらす意見やアドバイスを提供することも可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

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監修者プロフィール

フレシット株式会社 代表取締役 増田 順一
柔軟な発想でシステム開発を通して、お客さまのビジネスを大きく前進させていくパートナー。さまざまな業界・業種・企業規模のお客さまの業務システムからWEBサービスまで、多岐にわたるシステムの開発を手がける。一からのシステム開発だけでは無く、炎上案件や引継ぎ案件の経験も豊富。システム開発の最後の砦、殿(しんがり)。システム開発の敗戦処理のエキスパート。

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