社内SNSのシステム開発とは?フルスクラッチで実現する自社業務に最適化された社内SNS構築ガイド
社内情報を資産化するためのSNS設計と開発の考え方
2025-12-20

社内の情報共有やコミュニケーションに課題を感じ、「社内SNSの導入」を検討する事業会社は少なくありません。しかし、既製サービスでは業務フローに合わず、定着しないケースも多く見られます。こうした背景から、自社の文化や業務に合わせて設計できる「社内SNSのシステム開発」、特にフルスクラッチによる構築が有力な選択肢となります。
本コラムでは、社内SNSに必要な機能を一つひとつ解説しながら、なぜフルスクラッチ開発が有効なのかを実務目線で説明します。
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目次
社内SNSとは?情報共有とコミュニケーションを活性化する社内向けプラットフォーム
社内SNSとは、社員同士の情報共有やコミュニケーションを円滑にするための社内専用ツールです。メールよりも気軽に投稿・コメントができ、業務連絡、ナレッジ共有、プロジェクトの進捗報告などをリアルタイムに行えます。部署や役職を超えた交流が生まれやすく、情報の属人化を防ぐ効果もあります。また、ファイル共有や検索機能、通知機能などを備えることで、必要な情報にすぐアクセスでき、業務効率の向上にもつながります。近年では、リモートワークや拠点分散型の組織において、組織の一体感を保つための重要な基盤として活用が進んでいます。
ポイントをひとことで
社内SNSは導入そのものが目的になると、情報が流れるだけのツールで終わってしまいます。このコラムが示しているのは、社内SNSを業務システムの一部として設計する重要性です。投稿やリアクション、検索、権限管理といった機能を業務プロセスと結び付けることで、初めて情報が蓄積され、意思決定や生産性向上に活きてきます。フルスクラッチ開発だからこそ、自社の組織構造や運用ルールに即した設計が可能になり、長期的に使われ続ける社内SNSを実現できる点が本質だといえるでしょう。
社内SNSのシステム開発が求められる理由
社内SNSは単なるチャットツールではありません。業務連絡、ナレッジ共有、プロジェクト管理、組織文化の醸成など、複数の役割を担う業務基盤です。既存のクラウド型サービスでは、
・自社独自の承認フローに対応できない
・既存システムと連携しづらい
・不要な機能が多く、逆に使いづらい
といった課題が生じがちです。社内SNSを「業務システムの一部」として位置づける場合、システム開発会社によるフルスクラッチ開発が現実的な選択となります。
ユーザー・組織管理機能
社内SNSの基盤となるのが、ユーザーと組織構造の管理機能です。社員情報、部署、役職、プロジェクト単位などを柔軟に設定できることが重要です。
フルスクラッチであれば、人事システムや勤怠管理システムと連携し、入退社や異動に応じて自動で権限を変更する設計も可能です。これにより、運用負荷を抑えつつセキュリティを維持できます。
投稿・タイムライン機能
社内SNSの中心となるのが投稿機能です。テキスト投稿だけでなく、画像、ファイル、URL共有などを業務に合わせて設計できます。
全社向け、部署向け、プロジェクト向けなど、公開範囲を細かく制御できる点も重要です。フルスクラッチ開発では、「報告」「相談」「ナレッジ共有」など投稿種別を分けることで、情報の整理と検索性を高めることができます。
コメント・リアクション機能
双方向のコミュニケーションを促すために、コメントやリアクション機能は欠かせません。
単なる雑談用途にとどまらず、「承認」「確認済み」「対応中」といった業務ステータスとしてリアクションを活用する設計も可能です。業務プロセスと結びつけた設計は、既製サービスでは難しく、社内SNSのフルスクラッチ開発ならではの強みです。
検索・ナレッジ蓄積機能
社内SNSが形骸化する原因の一つが、「過去情報を探せない」ことです。
投稿内容、コメント、添付ファイル、投稿者、タグなどを横断的に検索できる機能は必須です。業務マニュアルやFAQを蓄積し、ナレッジベースとして活用することで、問い合わせ対応や教育コストの削減につながります。
ファイル共有・管理機能
業務で利用する資料を安全に共有するためには、ファイル管理機能も重要です。
アクセス権限の制御、バージョン管理、ダウンロード履歴の取得など、社内規程に合わせた細かな制御が求められます。既存のファイルサーバーやクラウドストレージと連携する設計も、システム開発会社による個別開発であれば柔軟に対応できます。
通知・リマインド機能
社内SNSが使われなくなる要因として、「気づかれない」ことが挙げられます。
新規投稿、コメント、メンション、未読情報などを適切に通知することで、利用定着を促します。メール、アプリ通知、社内ポータルとの連携など、自社の業務スタイルに合わせた通知設計が可能です。
権限・セキュリティ管理機能
社内情報を扱う以上、セキュリティ設計は不可欠です。
閲覧・投稿・管理権限の細分化、ログイン認証、操作ログの取得などを実装することで、内部統制や情報漏えい対策にも対応できます。フルスクラッチ開発では、社内規程や業界要件に合わせたセキュリティ設計が行えます。
他システムとの連携機能
社内SNSは単体で完結するものではなく、業務システムとの連携によって価値が高まります。
案件管理、勤怠、ワークフロー、CRMなどと連携することで、通知や情報共有を自動化できます。API連携を前提とした設計は、将来的な拡張性の面でも重要です。
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フルスクラッチで社内SNSを開発するメリット
社内SNSのフルスクラッチ開発では、
・自社業務に不要な機能を排除できる
・業務フローと自然に結びついた設計ができる
・将来の拡張や他システム連携を前提にできる
といった利点があります。初期設計の段階で業務理解を深め、段階的に機能を追加できる点も大きなメリットです。
まとめ
社内SNSのシステム開発は、単なるコミュニケーションツール導入ではなく、業務効率化や組織力強化を支える基盤づくりです。自社の業務や文化に本当にフィットした社内SNSを実現するには、必要な機能を見極め、将来を見据えた設計が欠かせません。フルスクラッチ開発は、そのための有効な選択肢の一つと言えるでしょう。
SNSは、単に「連絡が取れる仕組み」をつくることが目的ではありません。業務の流れや組織のあり方を正しく理解したうえで設計してこそ、日々の業務に自然に溶け込み、使われ続ける仕組みになります。
フレシット株式会社では、要件をそのまま形にするのではなく、背景にある業務課題や運用実態を丁寧に整理しながら、必要な機能を一つひとつ設計します。既存システムとの連携や将来の拡張を見据えた構成、現場に定着するUI/UXまで含めて考え抜くことで、既製サービスでは実現できない「自社に最適化された社内SNS」をフルスクラッチで構築します。社内コミュニケーションを本当に業務の力に変えたいとお考えでしたら、一度ご相談ください。
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著者プロフィール
フレシット株式会社 代表取締役 増田順一
柔軟な発想でシステム開発を通して、お客さまのビジネスを大きく前進させていくパートナー。さまざまな業界・業種・企業規模のお客さまの業務システムからWEBサービスまで、多岐にわたるシステムの開発を手がける。一からのシステム開発だけでは無く、炎上案件や引継ぎ案件の経験も豊富。システム開発の最後の砦、殿(しんがり)。システム開発の敗戦処理のエキスパート。

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