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COLUMN コラム詳細

CRMシステム開発・フルスクラッチで実現する顧客管理の最適解とは|業務に本当にフィットするCRMのつくり方

CRMシステム開発における設計と機能整理

2026-01-06

CRM(顧客関係管理)は、多くの事業会社にとって「導入して終わり」になりがちなシステムの一つです。既製のCRMツールを導入したものの、現場に定着しない、業務に合わず形骸化している、といった声も少なくありません。本コラムでは、CRMシステム開発をフルスクラッチで行う意義に焦点を当て、CRMに本当に必要な機能を一つひとつ分解して解説します。これからCRMを構築・刷新したいと考えている事業会社のご担当者さまに向けて、失敗しないCRM設計の考え方をお伝えします。

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CRM(顧客関係管理)とは何か

CRM(Customer Relationship Management)とは、顧客との関係性を一元的に管理・活用し、継続的な取引や満足度向上につなげる考え方および仕組みです。顧客の基本情報、問い合わせ履歴、商談状況、購買履歴などを集約することで、属人化を防ぎ、営業・マーケティング・サポート部門が同じ情報を共有できます。これにより、顧客ごとに最適な対応や提案が可能となり、売上向上や業務効率化、長期的な顧客価値の最大化を実現します。

ポイントをひとことで

CRMは「顧客情報を管理するツール」ではなく、「業務の意思決定を支える基盤」です。本コラムが示している通り、重要なのは機能の網羅性ではなく、自社の業務フローや組織構造とどれだけ自然に噛み合っているかです。既製CRMが定着しない多くの理由は、業務に合わせて人が無理をしている点にあります。フルスクラッチでCRMを設計する価値は、業務を正しく構造化し、将来の変化にも耐えうる“使われ続ける仕組み”をつくれる点にあります。CRMは導入ではなく、設計で成否が決まります。

CRMシステム開発を検討する前に押さえるべき前提

CRMは単なる顧客名簿ではありません。営業活動、マーケティング施策、サポート対応など、顧客との接点すべてを支える業務基盤です。そのため、業務フローや組織体制を理解せずに導入すると、「入力が面倒」「見る人が限られる」といった状態に陥ります。CRMシステム開発では、どの部門が、どのタイミングで、どの情報を使うのかを明確にすることが重要です。フルスクラッチ開発では、この前提整理から設計に落とし込める点が大きな強みになります。

顧客マスタ管理機能

CRMの中核となるのが顧客マスタ管理です。企業名、担当者情報、連絡先といった基本情報だけでなく、取引形態、業界、契約状況など、自社独自の切り口で顧客を管理できることが重要です。既製ツールでは項目の制約があり、結局メモ欄で補完するケースも見られます。フルスクラッチのCRMシステム開発であれば、業務に必要な項目だけを無駄なく設計でき、将来的な拡張も見据えた構造にできます。

商談・案件管理機能

営業活動を可視化するためには、商談・案件管理が欠かせません。案件の進捗状況、確度、金額、受注予定時期などを一元管理することで、営業状況を正確に把握できます。重要なのは、入力負荷と情報の粒度のバランスです。現場で使われないCRMは意味がありません。フルスクラッチであれば、営業フローに合わせてステータスや入力項目を設計し、実務に即した案件管理を実現できます。

履歴管理・接点管理機能

CRMの価値は、過去のやり取りを蓄積できる点にあります。メール、電話、打ち合わせ、問い合わせなど、顧客との接点履歴を時系列で管理することで、誰が対応しても同じ品質の対応が可能になります。履歴の種類や粒度は業種・業態によって異なるため、画一的な仕様では不十分です。CRMシステム開発をフルスクラッチで行うことで、自社にとって必要な履歴だけを整理し、活用しやすい形で設計できます。

タスク・リマインド管理機能

営業やサポート業務では、「次に何をすべきか」を明確にすることが成果に直結します。タスク管理やリマインド機能をCRMに組み込むことで、対応漏れや属人化を防げます。単純なToDo管理ではなく、商談や顧客情報と紐づいたタスク設計が重要です。フルスクラッチ開発であれば、業務ルールに沿った通知や期限管理を柔軟に組み込めます。

分析・レポート機能

CRMに蓄積されたデータは、分析して初めて価値を持ちます。受注率、商談期間、顧客別売上などを可視化することで、改善点が明確になります。ただし、必要な指標は企業ごとに異なります。既製CRMの標準レポートでは物足りないケースも多いでしょう。CRMシステム開発をフルスクラッチで行えば、経営判断や現場改善に直結する指標を前提に、最適なレポート設計が可能です。

権限・セキュリティ管理機能

CRMには機密性の高い顧客情報が集約されます。そのため、権限管理や操作ログの設計は欠かせません。部門や役職ごとに閲覧・編集範囲を制御することで、情報漏洩リスクを抑えつつ、必要な情報共有を実現できます。フルスクラッチのCRMシステム開発では、組織構造や内部ルールに合わせた細かな権限設計が可能です。

他システムとの連携機能

CRMは単体で完結するシステムではありません。基幹システム、会計システム、MAツールなどとの連携によって、真価を発揮します。既製ツールでは連携方法が限定されることもありますが、フルスクラッチであれば自社システム構成に合わせた柔軟な連携設計が可能です。これにより、二重入力や手作業を減らし、業務全体の効率化につながります。

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フルスクラッチでCRMを開発する価値

CRMは「業務の写し鏡」です。業務に合わないCRMは、どれだけ高機能でも使われません。フルスクラッチによるCRMシステム開発は、初期コストだけを見ると高く感じられるかもしれませんが、長期的には運用コストや業務改善効果を含めた投資対効果が高くなります。自社業務に最適化されたCRMは、事業成長を支える確かな基盤となります。

まとめ

CRMシステム開発において重要なのは、機能の多さではなく「業務に合っているかどうか」です。顧客マスタ管理、商談管理、履歴管理、分析、権限設計など、必要な機能を一つずつ整理し、自社業務に最適な形で組み上げることが成功の鍵となります。フルスクラッチでCRMを構築することで、現場に定着し、長く使い続けられる顧客管理基盤を実現できます。

CRMは、業務や組織の在り方そのものを映し出すシステムです。だからこそ、表面的な機能選定やツール導入ではなく、「自社の業務をどう設計し、どう成長させたいのか」を起点にしたシステムづくりが重要になります。フレシット株式会社では、要件が固まりきっていない段階から業務を丁寧に整理し、将来の拡張や運用まで見据えたフルスクラッチ開発を行っています。既存ツールでは解決できなかった違和感や、業務に本当にフィットするCRMを求めているご担当者さまにとって、実務に根ざした設計と伴走型の開発体制が、確かな選択肢となるはずです。

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著者プロフィール

フレシット株式会社 代表取締役 増田順一
柔軟な発想でシステム開発を通して、お客さまのビジネスを大きく前進させていくパートナー。さまざまな業界・業種・企業規模のお客さまの業務システムからWEBサービスまで、多岐にわたるシステムの開発を手がける。一からのシステム開発だけでは無く、炎上案件や引継ぎ案件の経験も豊富。システム開発の最後の砦、殿(しんがり)。システム開発の敗戦処理のエキスパート。

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