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COLUMN コラム詳細

フルスクラッチによるシステム開発とは?事業成長を前提にしたシステム設計の考え方と成功のポイント

事業構造と業務実態に基づいたシステム設計という考え方

2026-01-18

事業の成長や業務の高度化に伴い、「既存ツールでは限界を感じている」「自社業務に本当に合ったシステムを構築したい」と考えるご担当者さまは少なくありません。そうした場面で検討される選択肢の一つが、フルスクラッチによるシステム開発です。本コラムでは、フルスクラッチの基本的な考え方から、他の開発手法との違い、導入時に押さえるべきポイントまでを、実務視点で詳しく解説します。

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システム開発における「フルスクラッチ」とは何か

フルスクラッチとは、既存のパッケージや汎用システムを前提にせず、要件定義から設計・開発・運用までを一から行うシステム開発手法です。業務内容や事業戦略に合わせて機能やデータ構造を自由に設計できるため、既存ツールでは対応しきれない独自業務や将来の事業拡張にも柔軟に対応できます。

一方で、初期コストや設計負荷は高くなるため、単なる効率化ではなく「事業の仕組みをどう支えるか」という視点で投資判断を行うことが重要です。

ポイントをひとことで

フルスクラッチの価値は、機能の自由度ではなく、変化を前提にシステムを設計できる点にあります。業務を固定化して写すのではなく、判断軸やデータのつながりを先に定義することで、将来の事業転換や拡張時の摩擦を抑えられます。また、段階的に育てられる構成を選ぶことで、要件の不確実性をリスクではなく学習機会に変えられます。完成時点をゴールにせず、運用と改善を内包した設計が投資価値を左右します。

フルスクラッチ開発とは何か

フルスクラッチとは、既存のパッケージ製品や汎用サービスを前提とせず、要件定義・設計・開発・運用までを一から構築するシステム開発手法です。業務フローや組織構造、データの扱い方に合わせて自由に設計できるため、現場の運用に無理を強いることなく、事業の実態に即したシステムを実現できます。

単に「機能を作る」ことが目的ではなく、業務とシステムの関係性そのものを設計する点が、フルスクラッチの本質です。

パッケージ・SaaSとの違い

パッケージやSaaSは、短期間・低コストで導入できる点が強みです。一方で、提供される機能やデータ構造はあらかじめ決められており、自社業務をそれに合わせる必要があります。

フルスクラッチでは、業務に合わせてシステムを設計できるため、不要な機能を持たず、必要な情報を必要な粒度で扱えます。結果として、運用負荷の低減や意思決定スピードの向上につながるケースも少なくありません。

フルスクラッチが向いているケース

フルスクラッチは、すべての企業に最適というわけではありません。例えば、以下のようなケースでは有効性が高まります。

・業務フローが複雑で、既存ツールでは対応できない
・将来的な事業拡張やサービス追加を見据えている
・データを経営判断や分析に活用したい
・他システムとの柔軟な連携が求められる

これらは、初期段階では見えにくいものの、後から大きな制約として表面化しやすいポイントです。

要件定義が成否を分ける理由

フルスクラッチ開発では、要件定義の質がそのまま成果に直結します。現状業務をそのままシステムに落とし込むだけでは、将来の変更や拡張に耐えられません。

重要なのは、「なぜその業務が存在するのか」「今後どのように変わり得るのか」という背景まで含めて整理することです。ここを曖昧にしたまま進めると、完成後に大きな手戻りが発生しやすくなります。

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コストと期間の考え方

フルスクラッチは、初期コストや開発期間が大きくなりがちです。ただし、短期的な金額だけで判断すると、本来得られる価値を見誤る可能性があります。

運用開始後の改修コストや、業務効率、事業スピードへの影響まで含めて総合的に評価することが重要です。初期投資を抑えた結果、長期的に制約が増えるケースも珍しくありません。

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システム開発会社の役割

フルスクラッチ開発では、単なる実装担当ではなく、業務や事業を理解した上で設計に関与できるシステム開発会社の存在が不可欠です。要望をそのまま形にするだけではなく、構造的な課題や将来リスクを指摘し、設計に反映できるかどうかが問われます。
開発技術だけでなく、業務理解力と設計力が重要な判断軸となります。

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失敗を避けるための視点

フルスクラッチ開発が失敗する多くの原因は、「作ること」が目的化してしまう点にあります。完成時点をゴールとせず、運用・改善を前提に設計されているかどうかが重要です。
また、最初から完璧を目指すのではなく、段階的に拡張できる構造を持たせることで、リスクを抑えながら価値を高めていくことができます。

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まとめ

フルスクラッチによるシステム開発は、業務や事業の本質と向き合う開発手法です。短期的な効率やコストだけでなく、将来の変化をどこまで織り込めるかが成否を分けます。自社にとって本当に必要なシステムとは何かを見極め、その前提に立った設計を行うことが、システム投資を価値あるものにする第一歩となります。

フルスクラッチによるシステム開発は、単に機能を実装することではなく、業務や事業の構造そのものをどう設計するかが問われます。そのためには、表に見えている要望だけでなく、背景にある業務の成り立ちや将来の変化まで踏まえて整理し、設計に落とし込めるパートナーが欠かせません。当社フレシット株式会社は、要件を受け取って作る立場ではなく、業務を分解し、構造を整理しながら「なぜその仕組みが必要なのか」から伴走します。既存ツールでは解決できない違和感や、将来に向けた不安を感じているのであれば、一度フルスクラッチという選択肢を前提に、当社と一緒にシステムのあり方を考えてみてはいかがでしょうか。

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著者プロフィール

フレシット株式会社 代表取締役 増田順一
柔軟な発想でシステム開発を通して、お客さまのビジネスを大きく前進させていくパートナー。さまざまな業界・業種・企業規模のお客さまの業務システムからWEBサービスまで、多岐にわたるシステムの開発を手がける。一からのシステム開発だけでは無く、炎上案件や引継ぎ案件の経験も豊富。システム開発の最後の砦、殿(しんがり)。システム開発の敗戦処理のエキスパート。

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