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COLUMN コラム詳細

プロジェクトマネージャー(PM)を外注するべき理由を徹底解説

2026-03-25

プロジェクトの重要性が高まるなか、「プロジェクトマネージャー(PM)を社内で確保すべきか、それとも外注すべきか」と悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。社内にPMがいれば安心感がある一方で、人材確保の難しさや育成コスト、特定の担当者に依存してしまうリスクなど、見落とされがちな課題も少なくありません。

このコラムでは、PM不足が引き起こす問題や現場で起こりがちな課題を整理したうえで、PMを外注するという選択肢がなぜ有効なのかをわかりやすく解説します。

自社にとって最適なプロジェクト体制を検討したい方は、ぜひ参考にしてください。

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PM不足で起こりやすいプロジェクトの課題

PM不足で起こりやすいプロジェクトの課題

PMが不在、もしくは機能していない状態では、プロジェクト全体の統制が取れず、さまざまな問題が発生しやすくなります。

ここでは、PM不足によって現場で起こりやすい代表的な課題をご紹介します。

進捗管理が曖昧になりプロジェクトが遅延する

PMが不在のプロジェクトでは、タスクの優先順位や進捗状況の可視化が不十分になりやすく、全体のスケジュール管理が曖昧になります。その結果、「誰がどこまで進めているのか分からない」「遅延に気づくのが遅れる」といった状況が発生しやすくなります。

本来、PMは進捗を定期的に確認し、問題があれば早期に軌道修正を行う役割を担います。その機能がない場合、遅れが連鎖しやすく、最終的には納期遅延や品質低下につながるリスクが高まります。

責任者不在で意思決定が遅れる

PMがいない、または役割が曖昧な場合、意思決定の責任所在が不明確になりやすくなります。仕様変更や優先順位の調整など、本来はPMが判断すべき場面で結論が出ず、関係者間で調整が長引くケースも少なくありません。

結果として、会議や確認作業が増える一方で意思決定が進まず、プロジェクト全体のスピードが低下します。特に関係者が多いプロジェクトほど、明確な判断軸を持つPMの不在は大きなボトルネックとなり得ます。

エンジニアがマネジメントを兼任して負担が増える

PMが不在の場合、エンジニアやリーダーがマネジメント業務を兼任するケースが多く見られます。しかし、本来の開発業務に加えて進捗管理や調整業務を担うことになり、負担が大きくなりやすいのが実情です。

その結果、開発の生産性が低下したり、品質への意識が薄れたりするリスクがあります。また、特定の人材に業務が集中しやすく、属人化が進む要因にもなります。

PMの役割を適切に切り分けることが、プロジェクト全体のパフォーマンスを維持するうえで重要です。

PMを外注する企業が増えている理由

PMを外注する企業が増えている理由

近年、PMを外注する企業は着実に増えています。その背景には、単なる人手不足だけでなく、プロジェクトを取り巻く環境の変化があります。

ここでは、PMを外注する企業が増えている主な理由について解説します。

PM人材の不足が深刻化している

PM経験者は市場でも希少であり、企業が求めるレベルの人材を採用することは年々難しくなっています。特に、複数のプロジェクトを統括した経験や、IT・業務双方に精通したPMは限られており、採用競争も激化しています。

さらに、PMは短期間で育成できる職種ではなく、現場経験を積みながらスキルを高めていく必要があります。そのため、社内でゼロから育成するには時間とコストがかかり、すぐに戦力化できないケースも少なくありません。

こうした背景から、必要なタイミングで即戦力のPMを確保できる外注が、現実的な選択肢として注目されています。

プロジェクトの高度化・複雑化

近年のプロジェクトは、単一のチームで完結するものは少なく、複数のベンダーや部署が関わるケースが増えています。さらに、クラウドやAIといった新技術の導入が進むことで、技術的な難易度も高まっています。

加えて、関係者(ステークホルダー)が増えることで、調整や合意形成にかかる負担も大きくなります。このような環境では、専門的なマネジメントスキルを持つPMの存在が不可欠です。

社内リソースだけで対応しきれない場合、外部のPMを外注してプロジェクト全体を統括する動きが広がっています。

リモート開発の普及で外部PMが活用しやすくなった

リモートワークの普及により、場所に縛られないプロジェクト運営が一般化しました。オンラインツールを活用した進捗管理やコミュニケーションが当たり前になったことで、外部のPMでも問題なくプロジェクトに参画できる環境が整っています。

また、フリーランスPMや外部コンサルタントの数も増加しており、企業側は自社に合ったスキルや経験を持つPMを柔軟に選びやすくなっています。

こうした環境変化により、PMを外注するハードルは大きく下がり、多くの企業が外部人材の活用を前向きに検討するようになっています。

PMを外注するべき理由・得られるメリット

PMを外注するべき理由・得られるメリット

PM不足による課題を解消する手段として、PMの外注は有効な選択肢のひとつです。単に人手を補うだけでなく、プロジェクト全体の品質やスピードを高める効果も期待できます。

ここでは、PMを外注することで得られる主なメリットを解説します。

即戦力のPMをすぐに確保できる

PMを外注する最大のメリットは、即戦力となる人材を短期間で確保できる点にあります。社内でPMを採用・育成する場合、採用活動や教育に時間がかかり、プロジェクトの開始が遅れる要因になりがちです。

一方で、外注であれば経験豊富なPMを必要なタイミングでアサインできるため、立ち上げフェーズからスムーズにプロジェクトを進められます。採用待ちによる機会損失を防ぎ、スピード感を持ってプロジェクトを推進できる点は大きな強みといえます。

社内リソースの負担を軽減できる

PMを外注するメリットとして、社内メンバーの負担を大幅に軽減できる点も挙げられます。特に、エンジニアや現場責任者がマネジメント業務を兼任している場合、タスクの調整や進捗管理といった負担が開発効率を下げる要因になりやすくなります。

PMを外注することで、管理業務を専門人材に任せられ、エンジニアは本来の開発業務に集中しやすくなります。結果として、生産性の向上や品質改善にもつながり、プロジェクト全体のパフォーマンスを高められます。

第三者の視点で客観的な判断ができる

PMを外注するメリットとして、社内の利害関係に左右されない客観的な判断がしやすくなる点も重要です。

社内PMの場合、部署間の調整や既存の慣習に配慮するあまり、最適とはいえない意思決定が行われるケースも少なくありません。一方で、外部のPMはプロジェクトの目的や成果に基づいて判断を行うため、優先順位の整理や意思決定を合理的に進めやすくなります。

その結果、無駄な調整や手戻りを軽減でき、スピードと精度の両立したプロジェクト運営につながります。

ノウハウの可視化・属人化の防止

PMを外注することで、これまで見えにくかったプロジェクト運営のノウハウを可視化しやすくなる点もメリットです。

社内だけで運用している場合、進捗管理や課題対応が属人的になりやすく、再現性のある仕組みとして定着しにくい傾向があります。一方で、外部のPMは管理手法やドキュメント整備を体系的に整理しながらプロジェクトを進めるため、業務の標準化が進みやすくなります。

その結果、ノウハウが社内に蓄積され、特定の人材に依存しない体制を構築できるため、長期的にも安定したプロジェクト運営につながります。

PMを外注する方法

PMを外注する方法

PMを外注するといっても、依頼先の形態によって特徴や向き不向きが異なります。プロジェクトの規模や目的に応じて適切な方法を選ぶことが重要です。

ここでは、PMの代表的な外注方法をご紹介します。

専門会社へ外注する

PMを専門会社に外注する方法は、複雑なプロジェクトや大規模案件に適しています。

個人ではなくチーム体制で対応できるため、進捗管理や課題対応、リスク管理などを包括的にサポートしてもらえるのが特徴です。また、複数のプロジェクトを支援してきた実績やノウハウを活かし、標準化された手法で安定したマネジメントを提供できる点も強みといえます。

体制としての支援を受けられるため、プロジェクトの成功確率を高めたい場合や、社内にノウハウを蓄積したい場合には、専門会社への外注が特に有力な選択肢となります。

フリーランスPMに依頼する

フリーランスのPMに外注する方法は、比較的小規模なプロジェクトやスポット案件に向いています。

フリーランスは必要な期間だけ契約できるため、柔軟にリソースを調整しやすいのが特徴です。また、仲介コストが少ない分、他の外注方法と比べて費用を抑えやすい点もメリットといえます。

一方で、個人単位での対応となるため、プロジェクトの規模や難易度によっては対応範囲に限界がある点には注意が必要です。

人材エージェントを利用する

人材エージェントを通じてPMを外注する方法は、マッチング精度の高さが強みです。

スキルや経験、プロジェクトの要件に応じて適切な人材を紹介してもらえるため、ミスマッチのリスクを抑えやすくなります。また、複数の候補から比較検討できるため、自社に合ったPMを選びやすい点もメリットでしょう。

ただし、紹介手数料が発生する場合があるため、コスト面とのバランスを考慮して選定することが重要です。

PM外注の費用相場

PM外注の費用相場

PMを外注する際の費用は、経験やスキル、プロジェクトの規模・難易度によって大きく変動しますが、一般的には月額80万〜120万円程度が目安とされています。標準的なプロジェクトであれば、このレンジでの依頼が多く見られます。

一方で、高度な専門性を持つ人材の場合、月額100万〜250万円程度になるケースもあります。特に、大規模案件や高難度のプロジェクトでは単価が上がる傾向があります。

また、参画形態(フルコミットか一部稼働か)や、関与するフェーズ(立ち上げ・要件定義・運用改善など)によっても費用は変動します。

単純なコストだけで判断するのではなく、プロジェクト成功への寄与やリスク低減といった観点も含めて、適切な投資として検討することが重要です。

PM外注を成功させるポイント

PM外注を成功させるポイント

PMを外注することで、即戦力の確保や負担軽減といったメリットが得られる一方で、体制や進め方が曖昧なままでは十分な効果を発揮できないケースもあります。外注PMの価値を最大限に引き出すためには、社内側の準備と運用設計が欠かせません。

ここでは、PM外注を成功させるために押さえておきたい3つのポイントを確認していきましょう。

業務範囲と責任を明確にする

PMを外注する際は、どこまでの業務を任せるのか、責任範囲を事前に明確にしておくことが重要です。

役割が曖昧なまま進めてしまうと、「誰が最終判断をするのか分からない」「対応の抜け漏れが発生する」といった問題につながりやすくなります。そのため、進捗管理・課題管理・意思決定への関与範囲などを整理し、成果物や期待するアウトプットを具体的に定義しておく必要があります。

外注PMとの役割分担が明確になることで、認識のズレを防ぎながらプロジェクトを安定して進めやすくなります。

社内の意思決定者を決めておく

PMを外注した場合でも、最終的な意思決定は社内で行う必要があります。誰が判断を下すのか、どのようなフローで承認するのかを事前に明確にしておくことが重要です。

意思決定のルートが曖昧なままだと、確認や承認に時間がかかり、プロジェクトの進行が停滞する原因になります。そのため、窓口となる責任者を定め、外注PMとの連携ルールを整理しておく必要があります。

意思決定の流れが明確になることで、判断の遅れを防ぎながら、プロジェクトを安定して前に進めやすくなります。

進捗共有の仕組みを整える

PMを外注する場合でも、社内との情報共有が不十分だと、認識のズレや対応の遅れが発生しやすくなります。そのため、進捗共有の仕組みをあらかじめ設計しておくことが重要です。

定例会議の実施やレポーティングのルールを整備し、進捗や課題を定期的に可視化することで、関係者全体で状況を把握できる状態をつくる必要があります。
情報の透明性が担保されることで、外注PMとの連携がスムーズになり、プロジェクトの安定運用につながります。

PM外注が向いている企業

PM外注が向いている企業

PM外注はすべての企業に必要なわけではありませんが、特定の課題を抱える企業にとっては有効な選択肢となります。ここでは、PM外注が特に向いている企業の特徴をご紹介します。

PM人材が社内にいない企業

社内にPMを担える人材がいない企業は、PM外注の効果を実感しやすいといえます。

エンジニアなどが兼任している場合、進捗管理や意思決定が曖昧になりやすく、プロジェクトの遅延や品質低下につながるリスクがあります。

外部のPMを外注することで、専門的なマネジメント体制を補完し、安定したプロジェクト運営を実現しやすくなります。

複数プロジェクトを同時に進めている企業

複数のプロジェクトを並行して進めている企業も、PM外注との相性が良いといえます。

案件数が増えるほど、進捗管理やリソース配分が複雑になり、社内だけでは対応しきれなくなるケースが多くなります。

PMを外注することで、全体を俯瞰したマネジメントが可能となり、負担を分散しながらプロジェクトを進めやすくなります。

短期間でプロジェクトを立ち上げたい企業

短期間でプロジェクトを立ち上げたい企業にとっても、PM外注は有効です。

社内で人材を確保するには時間がかかるため、スピードが求められる場面では課題となりやすくなります。

外注であれば即戦力のPMを迅速にアサインできるため、立ち上げからスムーズにプロジェクトを進めやすくなります。

まとめ

今回は、PM不足によって生じるプロジェクトの課題を整理したうえで、PMを外注するメリットや具体的な方法、成功させるためのポイントについて解説しました。

社内にPMを配置することで一定の安心感は得られますが、人材確保の難しさや育成コスト、属人化といった課題を抱えやすいのも現実です。一方で、PMを外注することで、即戦力の確保や社内負担の軽減、客観的な意思決定など、多くのメリットを得られます。

今回の内容を参考に、自社のプロジェクト状況や課題を整理したうえで、PM外注の活用を検討し、安定したプロジェクト運営と成果の最大化につなげていきましょう。

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監修者プロフィール

フレシット株式会社 代表取締役 増田 順一
柔軟な発想でシステム開発を通して、お客さまのビジネスを大きく前進させていくパートナー。さまざまな業界・業種・企業規模のお客さまの業務システムからWEBサービスまで、多岐にわたるシステムの開発を手がける。一からのシステム開発だけでは無く、炎上案件や引継ぎ案件の経験も豊富。システム開発の最後の砦、殿(しんがり)。システム開発の敗戦処理のエキスパート。

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