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COLUMN コラム詳細

BtoBtoCシステムとは?仕組み・メリット・開発のポイントを徹底解説

広げるほど難しくなる、そのビジネスを成立させる方法

2026-04-03

BtoBtoCシステムは、企業間取引と消費者向けサービスが連動するビジネスにおいて欠かせない基盤です。単なるECや業務システムとは異なり、複数企業をまたいだデータ連携や役割分担を前提とするため、設計の難易度は高くなります。一方で、適切に設計されたBtoBtoCシステムは、事業の拡張性や収益性に大きく寄与します。

本コラムでは、BtoBtoCシステムの基本から、開発時に押さえるべきポイントまでを実務的な視点で解説します。

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BtoBtoCシステムとは

BtoBtoCシステムとは、企業(B)が別の企業(B)を介して最終消費者(C)にサービスや商品を提供するビジネスモデルを支えるシステムのことです。例えば、メーカーが販売代理店やプラットフォーム事業者を通じてエンドユーザーに提供するケースが該当します。特徴は、複数の企業間でデータや業務フローが連携する点にあり、受発注、在庫、顧客情報、課金などを横断的に扱う必要があります。そのため、各社の役割や権限を明確にしながら、情報の一貫性とリアルタイム性を保つ設計が重要になります。

BtoBtoCシステムの代表的な例

BtoBtoCシステムはさまざまな業界で活用されていますが、具体的なサービスを通じて見るとイメージしやすくなります。

・ECモール型(プラットフォームモデル)
Amazonや楽天市場のように、モール運営企業が基盤を提供し、出店企業が商品を販売、消費者が購入するモデルです。運営側は決済や顧客管理を担い、出店企業は商品・在庫管理を担います。

・メーカー×代理店モデル
トヨタ自動車のように、メーカーが商品を製造し、ディーラーや販売代理店を通じて消費者に提供するケースです。受発注や在庫、顧客情報を企業間で連携しながら販売を行います。

・SaaS提供×販売パートナーモデル
Salesforceのように、サービス提供企業がプロダクトを開発し、パートナー企業が販売や導入支援を行うモデルです。契約や課金、顧客情報が複数企業にまたがる点が特徴です。

・予約・仲介プラットフォームモデル
じゃらんや食べログのように、サービス提供企業と消費者をつなぐプラットフォームです。予約、顧客情報、手数料計算などを一元的に管理します。

これらに共通するのは、「複数企業が関与しながら一つの顧客体験を提供している」という点です。そのため、単なる機能の組み合わせではなく、各プレイヤーの役割と責任を踏まえた設計が求められます。

ポイントをひとことで

BtoBtoCの本質は、システムそのものではなく「責任の所在と価値の流れをどう設計するか」にあります。誰が顧客体験を担い、どの時点で売上や在庫が確定するのかを曖昧にしたまま機能を積み上げても、運用で歪みが生じます。重要なのは、企業間の境界をまたぐ業務とデータの扱いを先に定義し、それに合わせて機能を組み立てることです。この順序を誤らなければ、複雑に見えるモデルでも持続可能な仕組みに落とし込むことができます。

BtoBtoCシステムとは何か

BtoBtoCシステムとは、企業(B)が別の企業(B)を介して消費者(C)に商品やサービスを提供するビジネスモデルを支えるシステムです。代表的な例としては、メーカーと販売代理店、プラットフォーム事業者と出店企業などが挙げられます。

このモデルの特徴は、単一企業で完結しない点にあります。複数の企業がそれぞれの役割を担いながら、最終的に一つの顧客体験を提供します。そのため、システムには「企業間連携」と「顧客向けサービス」の両方を成立させる設計が求められます。

BtoBtoCシステムが求められる背景

従来のBtoBやBtoC単体のモデルでは、顧客接点や販売チャネルに限界がありました。しかし、複数企業が連携することで、より広い市場へのアプローチや、新たな価値提供が可能になります。

例えば、プラットフォーム型ビジネスでは、自社で商品を持たなくても多様な商品ラインナップを提供できます。また、代理店モデルでは、地域や業界に強いパートナーを活用することで、販売効率を高めることができます。

こうしたビジネスを成立させるためには、各企業間の情報連携を前提としたシステムが不可欠です。

BtoBtoCシステムの主な機能

BtoBtoCシステムでは、複数のプレイヤーが関与するため、一般的な業務システムよりも多機能かつ柔軟な設計が求められます。

・企業ごとのアカウント・権限管理
・受発注管理(企業間・対消費者双方)
・在庫・商品情報の統合管理
・価格や手数料の制御
・顧客情報の管理と共有範囲の制御
・決済・請求・売上分配機能

特に重要なのは、「誰がどこまでの情報にアクセスできるか」を明確にすることです。企業間の利害関係が異なるため、情報の扱いを誤ると、トラブルの原因になります。

よくある失敗とその原因

BtoBtoCシステムの開発では、いくつか典型的な失敗パターンがあります。

一つ目は、「BtoCの延長で考えてしまう」ことです。顧客向けのUIや機能ばかりに注力し、企業間の業務フローが後回しになると、運用で大きな負担が発生します。

二つ目は、「役割分担が曖昧なまま開発を進める」ことです。どの企業がどの業務を担うのか、責任範囲が不明確な状態では、システム要件も曖昧になります。

三つ目は、「パッケージや既存サービスに無理に合わせる」ことです。BtoBtoCはビジネスモデルごとに要件が大きく異なるため、既存の仕組みに合わせようとすると、結果的に業務が歪みます。

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開発で押さえるべき設計ポイント

BtoBtoCシステムを成功させるためには、いくつかの重要な視点があります。

まず重要なのは、「関係者全体の業務を俯瞰して設計する」ことです。自社だけでなく、パートナー企業や最終顧客の動きまで含めて整理することで、無理のない業務フローを実現できます。

次に、「権限とデータの扱いを最初に決める」ことです。誰がどのデータを登録・更新・参照できるのかを明確にすることで、後戻りを防げます。
さらに、「将来の拡張を前提にする」ことも欠かせません。新しいパートナーの追加や、ビジネスモデルの変更に対応できるようにしておくことで、システムが事業の成長を阻害しないようにします。

最後に、「段階的にリリースする」ことも有効です。最初からすべてを作り込むのではなく、優先度の高い部分から構築し、実運用の中で改善していく方が、結果的に成功確率は高まります。

フルスクラッチ開発が適している理由

BtoBtoCシステムは、企業ごとにビジネスモデルが異なるため、画一的な仕組みでは対応しきれないケースが多くあります。

フルスクラッチ開発であれば、自社のビジネスに最適化された形で設計できるため、無理のない運用と高い拡張性を両立できます。また、複数企業間の複雑な連携や、独自の収益モデルにも柔軟に対応可能です。

特に、既存の業務にシステムを合わせるのではなく、「事業として成立する形」を前提に設計できる点は、大きなメリットです。

まとめ

BtoBtoCシステムは、複数企業と消費者をつなぐビジネスを支える重要な基盤です。
その分、関係者の役割整理やデータ連携の設計が複雑になりやすく、一般的なシステム開発以上に上流の検討が成果を左右します。単に機能を揃えるのではなく、事業として無理なく運用できる形を前提に設計することが、成功への近道です。

さいごに

BtoBtoCの取り組みは、関係する企業の役割や業務の流れを整理しながら、「どこで価値を生み、どこで収益を確保するのか」を具体的に設計することが重要です。その前提が曖昧なまま開発に入ると、後からの修正が難しくなり、結果として事業のスピードを落としてしまいます。

当社では、こうした複数企業が関与するビジネスにおいて、企画段階から伴走し、業務の整理や要件の具体化からご支援しています。単にご要望どおりに開発するのではなく、「事業として無理なく回るか」「拡張に耐えられるか」といった観点を踏まえながら、フルスクラッチで最適な形をご提案しています。

また、既存システムの引き継ぎや、複雑なデータ連携が絡む案件にも多数対応しており、途中で止まってしまったプロジェクトの立て直しや、段階的なリリース設計にも柔軟に対応可能です。

BtoBtoCのように正解が一つではない領域だからこそ、上流から伴走できるパートナーの存在が成果を大きく左右します。まずは構想段階のご相談からでも、お気軽にお声がけください。

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著者プロフィール

フレシット株式会社 代表取締役 増田順一
柔軟な発想でシステム開発を通して、お客さまのビジネスを大きく前進させていくパートナー。さまざまな業界・業種・企業規模のお客さまの業務システムからWEBサービスまで、多岐にわたるシステムの開発を手がける。一からのシステム開発だけでは無く、炎上案件や引継ぎ案件の経験も豊富。システム開発の最後の砦、殿(しんがり)。システム開発の敗戦処理のエキスパート。

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