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マッチングアプリの作り方とは?開発費用や外注時の注意点についても徹底解説!

2025-02-17

マッチングアプリの作り方とは?開発費用や外注時の注意点についても徹底解説!

企業と一般ユーザー、あるいは企業同士など、双方のニーズを合致させながら新たなつながりを生み出すマッチングアプリ。さまざまな関係性を構築することでビジネスの発展が図れるため、近年は多様なジャンルで活用されるようになりました。SNS感覚での気軽な利用を促しながら、数多くのユーザーを集めているマッチングアプリも増えているようです。

この記事では、これからマッチングアプリを作ろうとしている企業の担当者様に向け、マッチングアプリの作り方や費用相場、システムを外注する場合の流れなどについて詳しく解説します。

また、マッチングアプリを作るときに押さえておきたいポイントを始め、ノーコードツールで作る際の実態や注意点についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

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マッチングアプリとは

マッチングアプリとは、特定のニーズを持つ個人や企業を結びつけるためのアプリのことを指します。双方の条件に合致する相手を探し出し、効率的にマッチングすることができるため、ビジネスにおいても重要なツールとなっています。

マッチングアプリの種類

マッチングアプリにはさまざまな内容のものが存在しますが、大きく分けると次の4種類です。

  • ビジネス系マッチングアプリ
  • レンタル・シェア系マッチングアプリ
  • 人材・スキル系マッチングアプリ
  • EC・フリマ系マッチングアプリ

以下、順に解説します。

ビジネス系マッチングアプリ

キャリアアップや人脈構築などを支援するマッチングアプリです。

あらゆる業種・業界の人や企業をつなぐことで、パートナーとしての協業や情報交換など、ビジネスマッチングの機会を創出します。企業と求職者を結び付けることにより、転職活動に活用できるものも数多くあります。

レンタル・シェア系マッチングアプリ

主に車や物件などを貸し借りしたり、複数ユーザーでシェアしたりするためのマッチングアプリです。

ユーザー同士での貸し借りを支援するサービスのほか、運営企業が主体となって同じ目的を持つユーザーを集め、効率的にシェアするためのさまざまな機能を提供するサービスなどがあります。

人材・スキル系マッチングアプリ

専門知識や特定スキルを持つ人材と、それらを必要とする人や企業とをつなげるマッチングアプリです。

コンサルタント、デザイナー、クリエイター、プログラマーなどの専門家は自らの知識やスキルが活かせる場を見つけられる一方で、仕事を抱える人や企業はプロフェッショナルの知見を活用しながら業務を進めることができます。

EC・フリマ系マッチングアプリ

企業が商品やサービスをユーザーへ販売したり、ユーザー同士でモノを売買したりできるマッチングアプリです。

特に、ユーザーが自宅に眠っているモノや不要となった製品を任意の価格で出品し、他のユーザーがそれを購入できるフリーマーケットアプリは、若年層を中心に数多くの利用があります。

マッチングアプリを作る際のポイント

マッチングアプリを作る際に押さえておきたい主なポイントは、次の通りです。

  • 搭載する機能を明確化する
  • セキュリティ対策をしっかりと施す
  • 集客施策を検討しておく

以下、順に解説します。

搭載する機能を明確化する

マッチングアプリを作る際には、目的に向けて必要となる機能をあらかじめ洗い出し、明確化しておくことが重要です。
また、絶対に必要となる機能、あれば便利なオプション機能などに分けながら、各機能に優先順位を付けておくと良いでしょう。

必要な機能の選択と集中によって品質が向上するほか、優先順位を付けることで予算に応じた柔軟な対応が可能になります。

セキュリティ対策をしっかりと施す

会員登録によって多くのユーザー情報を抱えるマッチングアプリでは、セキュリティ対策をしっかりと行うことも大切です。

システム的に強固なセキュリティを施すことはもちろん、運用していく上で発生し得るさまざまなリスクを想定しながら、万全な対策を検討しておきましょう。

集客施策を検討しておく

精度の高いマッチングを成立させるためには、マッチング対象となるユーザーや企業が数多くアプリに登録されている必要があります。

そのため、企画の段階から集客施策を検討しておき、公開後に一気にプロモーションをかけるなど、多くのユーザーや企業を獲得できるようにしましょう。

マッチングアプリの作り方

手順1:マッチングアプリを企画する

マッチングアプリを作るためには、自社の目的に応じた企画を立案しなければなりません。どのようなテーマで、どのようなユーザーを対象にしたマッチングを実現するのかを明確にしましょう。

この段階で練られた企画がアプリ開発全体の基盤となるため、じっくりと時間をかけて検討する必要があります。

手順2:サービスの特徴や差別化を考える

自社の目的に応じてどのようなマッチングを実現したいのかを決めた後は、他のアプリとの差別化を考えなくてはなりません。

世の中に多くのマッチングアプリが溢れている昨今は、独自の特徴を備えるなどの工夫により、他のアプリと差別化を図ることが特に重要となっています。

独自の特徴による差別化を図るためには、作りたいマッチングアプリに関連する市場の動向や最新トレンドを把握するのはもちろんのこと、競合他社がどのようなマッチングアプリを提供し、そこにはどういった機能や特徴があるのかをしっかりと理解する必要があります。

その上で、ターゲット層を明確にし、利用シーンを想定しながら、他のアプリにない魅力的な機能や独自の強みを検討することが重要です。

また、ビジネスとしてマッチングアプリを作るからには、どのように収益化(マネタイズ)するかを企画段階で考えておくことが重要となります。
マッチングアプリの収益モデルには、一定期間ごとに定額料金がかかる「サブスクリプション型」、マッチングが成功した際に手数料などの名目で料金が発生する「成功報酬型」、基本無料で利用できるものの、特定機能のみ有料とする「有料会員型」、すべての機能を無料で提供し、広告を掲載することで収入を得る「広告掲載型」などがあります。

収益モデルを工夫することでユーザーに魅力をアピールし、競合他社との差別化を図るという方法も考えられるでしょう。

手順3:マッチングアプリに必要な機能を洗い出す

マッチングアプリの企画立案、サービスの特徴や差別化を考えた後は、必要な機能を洗い出さなくてはなりません。以下、マッチングアプリで必須となる機能と、それ以外に分けて紹介します。

マッチングアプリで必須となる機能は、次の通りです。

  • 会員登録機能
  • ログイン・ログアウト機能
  • マイページ機能
  • 検索機能
  • マッチング機能
  • メッセージ機能
  • 決済機能

以下、それぞれについて解説します。

会員登録機能

会員登録機能は、マッチングアプリのユーザーがプロフィールなどを登録する機能です。

マッチングを行う者同士がお互いの素性を確認するため、ユーザーの利用開始時に会員登録をしてもらうことは必須といえます。マッチングアプリの中には、SNSなどの他アカウントを流用して手間をかけずに登録できるものもあります。

ログイン・ログアウト機能

登録した会員がマッチングアプリを利用する際にログイン・ログアウトできる機能です。

ログイン機能により、異なる複数のデバイスからでも同じユーザーとしてマッチングアプリを活用できるため、利便性が高まります。また、セキュリティを考慮し、意図的にログイン状態を解除できるログアウト機能も必要です。

マイページ機能

マイページ機能は、会員登録によって入力した内容をユーザーが管理できる機能です。

ユーザー名やプロフィール画像、メールアドレスに加え、年齢や性別といった個人情報など、管理できる項目はマッチングアプリの内容によって異なります。

検索機能

検索機能は、さまざまな条件によってアプリ内のコンテンツやマッチング相手などを検索するための機能です。

どのような条件を設定できるかはマッチングアプリの内容によって異なりますが、入力方法や絞り込みの仕組み次第で使い勝手が大きく左右される重要な機能といえます。

マッチング機能

応募・申し込み・購入など、実際のマッチング成立を担う中核となる機能です。

検索機能によって一覧表示された情報の中から、目的のコンテンツやマッチング相手に対して特定のアクションを起こすことによって作動します。

メッセージ機能

マッチングしたユーザーや企業がメッセージの送受信によってコミュニケーションできる機能です。

メッセージを受信すると、メールなどによって自動で通知してくれるアプリも多くあります。また、単なるテキストメッセージだけでなく、絵文字などのアイテムが利用できるものもあります。

決済機能

サブスクリプション型や有料会員型など、どのような収益モデルを採用するにせよ、マッチングアプリには決済機能が必要です。

多くの場合、独自に決済機能を構築するのではなく、専門会社が提供している決済システムを組み込む方法で実現します。領収書や請求書などの必要書類を登録した会員が自分で出力する機能を備える場合もあります。

そのほかに必要となる機能

上述した基本機能のほかに、プロフィールの公開範囲を設定できる「プライバシーコントロール機能」、操作に迷った際やトラブルが発生したときにサポートを受けられる「運営者への問い合わせ機能」などがユーザーの利便性を高める機能として考えられます。

また、利用履歴によっておすすめのコンテンツやマッチング相手を紹介する機能や、お気に入りのコンテンツやユーザーを登録しておける機能、不適切なユーザーや企業からのアプローチをブロックできる機能など、マッチングアプリの内容に応じた便利機能が充実していると、ライバルとの差別化が図れるでしょう。

さらに、運営者側の視点から、ユーザーやコンテンツの管理、問い合わせ対応など、適切な運用を実現できるような管理機能を備えることで、大幅な業務効率化が可能となります。

マッチングアプリの開発費用は?

マッチングアプリを作るのにかかる費用は、主に「開発費用」と「運用保守費用」の2つに大別されます。
以下、それぞれについて解説します。

開発費用

マッチングアプリの開発費用は、その内容や規模によって大きく異なります。

一般的には、会員登録機能・マイページ機能・検索機能・マッチング機能・メッセージ機能・決済機能といった最低限必要となる基本機能のみで、数百万円程度の開発費用になるというのが概ねの相場感です。

これらに加えて、おすすめのコンテンツやマッチング相手を紹介する機能など、相応の難易度や複雑さを要する機能を開発する場合には、総額で数千万円程度に膨れ上がることもあります。

一方、シンプルなマッチングアプリの場合、後述するノーコードツールを活用することで、数十万円程度に開発費用を抑えることも可能です。

運用保守費用

運用保守費用は、マッチングアプリを適切に運営・管理していくための費用です。

運用保守費用には、マッチングアプリが稼働するサーバーを維持・管理するための「サーバー費用」や、ユーザーを獲得するためのプロモーションを行う「マーケティング費用」などが含まれます。また、トラブル発生時の対処はもちろん、時代の変化やユーザーの要望に対応するための改修・追加開発を行う「メンテナンス費用」も忘れてはなりません。

これらは、合計で月額数十万円程度というのが一般的な相場ですが、追加の開発費用がかさむケースなどでは数百万円程度に膨れることもあるので注意しましょう。また、マッチングアプリの運営を続ける限りは継続的に発生する費用のため、予算計画を立てる際には慎重に見積もっておく必要があります。

マッチングアプリはノーコードツールで作れる?

マッチングアプリの実現には、ゼロから開発を始める「フルスクラッチ開発」や、既存のパッケージを利用する「パッケージ開発」のほか、ノーコードツールを活用する「ノーコード開発」も可能です。

ノーコード開発は、プログラミングなどの専門知識を必要とせず、基本的にはマウスによるドラッグ&ドロップなどの直感的な操作のみで進められるため、手間や費用を抑えながら誰でも簡単にマッチングアプリを作れます。そのため、近年大きな注目を集めており、企業ではなく個人がノーコードによってマッチングアプリを開発する例も数多くあるようです。マッチングアプリが開発できる代表的なノーコードツールには、「Bubble」「FlutterFlow」「Adalo」などがあります。

ただし、シンプルなマッチングアプリを前提としているため、何百万人ものユーザーを抱える大規模なマッチングアプリには向かないというのが一般的な見解です。また、高度な機能や複雑な処理は実現できないこともあります。

なお、「Monaca」など、完全なノーコードではなく、部分的に最小限のソースコードを記述することでマッチングアプリが開発できるローコードツールもあるため、必要に応じてそちらの活用を検討しても良いでしょう。

マッチングアプリの開発を外注する場合の流れ

マッチングアプリのシステムを外注する場合の基本的な流れは、次の通りです。

  • 要件定義
  • 設計
  • 開発
  • テスト
  • リリース

以下、順に解説します。

要件定義

まず、マッチングアプリの企画に沿って要件を定義します。企画のアイデアをどのような形でマッチングアプリに落とし込むのか、最終的な完成形を明確にしていくイメージです。

一般的には、必要となる機能や、それぞれに求められる性能などを決定し、要件定義としてまとめます。要件定義は、このあとに続く設計からリリースまでのプロセスにおいて、進むべき方向性を確認するための指針となるものです。要件定義の内容があいまいだと、各プロセスで差し戻しや認識齟齬が発生し、アプリの品質が低下してしまいます。

>>要件定義支援について詳細はこちら

設計

要件定義後、次にその内容を基にマッチングアプリの具体的な仕様や構造を決める設計に入ります。設計は、ユーザーから見えるインターフェースなどの設計を行う外部設計と、ユーザーからは見えない内部的な動作や処理方法を決める内部設計に大別されるのが一般的です。

それぞれのアウトプットとして設計書を作成しますが、これによってマッチングアプリの品質が大きく左右されます。そのため、次の開発プロセスを担うエンジニアが迷うことのないよう慎重に内容を吟味し、丁寧に作成するのがポイントです。

開発

いよいよ実際に開発を行うプロセスです。開発には大きく分けて、ユーザーからは見えないサーバーサイドを担うバックエンド開発と、ユーザーが操作する画面の機能などを担うフロントエンド開発があります。

いずれの開発においても、プログラミング言語や開発ツールを用いて、設計書の内容を基に必要な機能や処理を実装していきます。単に正しく動作すれば良いというものではなく、要件定義時に定めた性能要件をしっかりと満たすことも重要です。

テスト

次にテストのプロセスに入ります。テストでは、バグや不具合がないかを確認するだけではなく、要件定義の内容が確実に実現されているかをチェックすることが大切です。

テストには、機能ごとに確認を行う単体テスト、複数の機能が正しく連携できているかを確認する結合テスト、全体を総合的に確認するシステムテストなど、多岐に渡る種類があります。いずれにせよ、各テストの目的を理解しながら、本番稼働を想定した端末やデータを用意するなど、適切な環境の下で行うことが重要です。

リリース

テストによって問題がないと判断できたら、ようやくマッチングアプリのリリースとなります。

まとめ

以上、マッチングアプリの作り方や費用相場、システムを外注する場合の流れなどについて解説しました。

マッチングアプリを作るためには、企画を立案し、必要となる機能を明確にした上で、予算やスケジュールに応じた開発方法を検討することが重要です。外注によって開発を進める方法のほか、ノーコードツールを活用して手間や費用を抑える方法もあるため、自社にマッチしたものを選びましょう。

フレシット株式会社では、マッチングアプリの企画の段階から参画させていただき、開発はもちろん、開発後の運用保守まで一貫してお客さまに伴走させていただくことが可能です。

マッチングサービスによる新規ビジネスをご検討の下記のようなお客さまにお力添えできるのではないかと思っております。

  • アイデアと集客力、収益化モデルには自信があるがそれをどの様な機能としてマッチングアプリに落とし込んで良いのかが分からない。
  • マッチングサービスの収益化の状況を見ながら、追加する機能を都度判断しつつ、小さく作って少しずつ大きくしたい。
  • マッチングアプリをいきなり開発するのではなく、まずは、なるべく費用をかけずに制作したプロトタイプで企画中のマッチングサービスの成否を検討したい。

もし、上記にあてはまる課題をお持ちのお客さまがいらっしゃいましたら、まずは、下記よりお問い合わせをいただければと思います。

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